第25回記念 和波たかよし クリスマス・バッハシリーズ

2017年10月14日

2017年12月23日(土・祝) 14:00 東京文化会館小ホール

<バッハと四季  記念弦楽アンサンブルと共に>

チラシ表面

●J.S.バッハ(1685-1750)
ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042

●アントニオ・ヴィヴァルディ (1678-1741)
ヴァイオリン協奏曲集 「四季」 op.8 no.1-4

25th Takayoshi Wanami Christmas Bach Series
Sat. 23rd December 2017 at 2.00 p.m. at Tokyo Bunkakaikan Recital Hall

●J. S. Bach
Violin Concerto no.1 in A Minor BWV1041
Violin Concerto no.2 in E Major BWV1042

●Antonio Vivaldi
The Four Seasons (Four Violin Concertos)

和波 たかよし ヴァイオリン
25回記念弦楽アンサンブル
Takayoshi Wanami violin
25th Anniversary Ensemble

violin: 景山裕子  佐份利恭子  田島高宏  横山奈加子
viola: 青木紀子  中村智香子
cello: 小川和久
double base: 矢内陽子
cembalo: 伊藤一人
violin: Yuko Kageyama Kyoko Saburi Takahiro Tajima Nakako Yokoyama
viola: Noriko Aoki Chikako Nakamura
cello: Kazuhisa Ogawa
double Base: Yoko Yanai
cembalo: Kazuto Ito

全席指定: A=\6000 B=\5000
主催・お問い合わせ: 株式会社AMATI Tel 03-3560-3010
チケット発売: 2017年9月15日

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チラシ裏面

25回の節目に

「クリスマスの時期に、私のヴァイオリンでバッハの音楽を聴いていただく」という企画を始めたのは1991年、46歳の時でした。年末にこの種の演奏会が少なかったためか、無伴奏作品3曲を並べた第1回は、早々とチケットが売り切れるほどの反響を呼び、嬉しい門出となりました。その後、今日まで無伴奏を中心にチェンバロとのソナタ、協奏曲、また他の作曲家の音楽も織り交ぜるなどしながらこのシリーズを続けてきましたが、ほぼ毎年バッハと取り組んできたことが自分の音楽人生をどれほど豊かなものにしてくれたかを振り返ると、改めて心からの喜びと感謝の念が胸に溢れてきます。
 2011年の「第20回バッハシリーズ」では、生まれて初めてバッハの無伴奏作品6曲を1日で弾く試みにチャレンジしましたが、「25回記念」は、久しぶりに協奏曲を弾いてみたいと考え、前半にバッハの二つの協奏曲、後半はバッハに大きな影響を与えたイタリアの巨匠、ヴィヴァルディの「四季」をお聴きいただくことにしました。実は、ちょうど40年前にも、私はこれと全く同じプログラムを演奏したのです。長い時を超えて、今の私の心と体でどのようにこれらの曲が表現できるか、わくわくするような高揚感を覚えます。
 合奏や室内楽など、さまざまな場面で共演してきた奏者たちにお願いして、9人編成の「25回記念アンサンブル」を作りました。最近では、バロックの協奏曲の場合、小編成で伴奏する方が相応しいとの意見が増えており、私も初めてこの試みを実行に移します。格調の高いバッハ、季節感や、そこに生きる者たちを生き生きと描写した親しみやすいヴィヴァルディ。これらの曲を聴いていただきながら、過ぎゆく年に思いを馳せ、新しい年への希望と祈りを分かち合うひと時を、多くの皆様と過ごせることを願っています。
和波 たかよし