第26回 和波たかよし アフタヌーンコンサート <クラリネットの橋本杏奈さんを迎えて>

2017年6月9日

2017年10月7日(土) 午後2時 東京文化会館小ホール
Sat. Oct. 7, 2017 at 2,00p.m. Tokyo Bunkakaikan Recital Hall 

アフタヌーンコンサート チラシ画像 表面

ヴァイオリンとお話し:和波 たかよし    
クラリネット:橋本 杏奈
ピアノ:土屋 美寧子

Takayoshi Wanami: Violin & talk
Anna Hashimoto: Clarinet
Mineko Tsuchiya: Piano

ミヨー  組曲 op.157B (ヴァイオリン、クラリネット、ピアノ)
D. Milhaud Suite for violin, clarinet and piano op.157B

ブラームス  ピアノとクラリネットのためのソナタ 第2番 変ホ長調 op.120 no.2
J. Brahms Sonata no.2 for piano and clarinet in E flat Major op.120 no.2

ガーシュウィン(ハイフェッツ編曲)  三つの前奏曲 
Gershwin/Heifetz 3 Preludes

バルトーク  コントラスツ SZ111(ヴァイオリン、クラリネット、ピアノ)
B. Bartok Contrasts for violin, clarinet and piano SZ111

全指定席 A:\5,000 B:\4,500

主催・お問い合わせ 株式会社AMATI Tel 03-3560-3010
後援: 一般社団法人・日本演奏連盟、 一般社団法人・全日本ピアノ指導者協会PTNA

チケット発売日 2017年5月15日

アフタヌーンコンサート チラシ画像 裏面

クラリネットを交えた近代的な響きを

和波 たかよし
 クラシック音楽をより多くの方々の身近なものに、との願いを込めて、演奏とトークによる「アフタヌーンコンサート」を始めたのは1984年のことでした。ベテランや若手演奏家との室内楽を中心に続けてきたこのコンサートは、3年前に25回の大きな節目を超えましたが、その後日程の都合で3年間お休みしてしまいました。毎回楽しみにして下さっていたお客様には申し訳ないこととなりましたが、今回ようやく第26回を開く運びとなり、イギリスを中心に国際的な活躍を続けるクラリネットの逸材、橋本杏奈さんを迎えて、これまでの私とはひと味違うレパートリーをお聴きいただく企画を立てました。
 橋本さんは、土屋美寧子と私がロンドンを拠点に活動していた頃に、お知り合いだった日本人音楽家のご両親のもとに生まれました。15歳でイギリス室内管弦楽団と協演、いくつかの国際コンクールに優勝、入賞を果たすなど、若くしてその才能が認められ、現在はソロや室内楽の演奏に加え、バーミンガム音楽院で後進の指導に当たるなど、多忙な活躍を続けておられます。成人した彼女の素晴らしい演奏を聴き、是非共演したいとお願いしたところ、今回の出演を快諾していただきました。
 ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのトリオは、20世紀に入っていろいろな曲が作られましたが、今回はコミカルでジャズの要素も取り入れたミヨーの組曲と、バルトークが同郷のヴァイオリニスト、ヨーゼフ・シゲティと「スウィングの王様」と呼ばれたジャズ・クラリネットの名手、ベニー・グッドマンのために作った「コントラスツ」を選びました。また、ジャズとクラシックの融合を試みたガーシュウィンの「三つの前奏曲」を、ハイフェッツ編曲のヴァイオリンとピアノ版でお届けします。
 一方、澄んだ美しい響きが持ち味の橋本さんには、ブラームス晩年の傑作であるクラリネットソナタをリクエストしました。この多彩なプログラムを、曲にまつわるお話しなどしながら、和やかな雰囲気の中でお楽しみいただこうという趣向です。中秋の午後の一時、音楽の喜びを分かち合う幸福な時間を、多くの皆様と過ごせることを願っています。
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