和波たかよし モーツァルト 協奏曲の夕べ(80歳記念)
Takayoshi Wanami Mozart Concerto Evening

2024年12月30日

2025年4月11日(金)19:00開演 (18:30開場)東京文化会館小ホール
Fri. 11th April 2025 at 7.00 p.m. Tokyo Bunkakaikan Recital Hall

【チラシ表】和波たかよし モーツァルト 協奏曲の夕べ 80歳記念コンサート 2025年4月11日(金)

ヴァイオリン:和波 たかよし
ヴィオラ:笠井 大輝
80歳記念室内オーケストラ

W. A. モーツァルト
ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 KV218
ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 KV219
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 KV364

Takayoshi Wanami : violin
Hiroki Kasai : viola
80th Anniversary Chamber Orchestra

W. A. Mozart
Violin Concerto no.4 in D major KV218
Violin Concerto no.5 in A Major KV219
Sinfonia Concertante in E flat Major KV364

主催・お問い合わせ 株式会社AMATI

〒107-0052 東京都港区赤坂1-14-5-S103
TEL 03-3560-3010
URL http://www.amati-tokyo.com

チケットのお申込み

全指定席 A席 7,000円 B席 5,000円
(チケット発売 2024年12月20日) 
コンサートチケットのお申込みはこちら

【チラシ裏】和波たかよし モーツァルト 協奏曲の夕べ 80歳記念コンサート 2025年4月11日(金)

モーツァルトは心の故郷

和波 たかよし

 この年になっても元気でヴァイオリンを弾き続けていられる、それは私にとってこの上なく嬉しいことです。最近は、自分を励ます意味も込めて「○○歳で××の曲を弾く」といった目標を定め、70歳でベートーヴェン、77歳でブラームスの協奏曲を演奏しました。共演をお願いした指揮者、オーケストラのメンバーなど、多くの方々のご協力のお陰で、これらのコンサートは大きな成功を収めることができました。そして今回は、80歳を迎えるに当たり、現在私が一番聴いていただきたいと思っているモーツァルトの協奏曲を、指揮者を置かない小編成のオーケストラとともに演奏する企画を立てました。
 私にとってのモーツァルト、それはけがれを知らない子どものような無邪気さ、限りなく純粋な美しさ、洗練されたユーモアなど、人の心の善なるものが散りばめられた音楽です。聴いてくださる皆様を温かく包み込み、安らぎと希望、喜びに溢れた世界へいざなう、私が理想とするモーツァルトをお届けできるよう、オーケストラに加わってくれる素晴らしい仲間たちと力を尽くしたいと思います。
 また、今の私には「若い人たちとの交流から刺激を得つつ、自分の音楽を未来へ伝えたい」との願いがあります。それを叶えるために、尊敬する先輩である今井信子さんからご推薦いただいたヴィオラの笠井大暉さんを迎え、若いころから大好きだった「協奏交響曲」を共演します。
 分断と争いが絶えないこの地球に、美しいものを愛し、平和を愛する心がもっと広がってほしい、という私の祈りを、このコンサートを通じて多くの皆様にも共有していただけたら、これに勝る幸せはありません。

<プロフィール>

和波 たかよし (わなみ たかよし) ヴァイオリン
1945年、東京生まれ。4歳でヴァイオリンを始め、1962年に日本音楽コンクール第1位・特賞。以後パリのロン=ティボー、ロンドンのカール・フレッシュ国際コンクールに上位入賞し、国際的に活発な演奏活動を展開。国内外の主要オーケストラと数多く協演しているほか、ピアニスト土屋美寧子とのデュオ、東京でのアフタヌーンコンサートやクリスマス・バッハシリーズの開催、サイトウ・キネン・オーケストラへの参加、CD録音など、多彩な活動が高く評価されている。
桐朋学園、東京藝大、愛知県芸大で非常勤講師を務め、現在は毎夏開催する「八ヶ岳サマーコース」などで後進の指導に当たっている。2023年12月には、東京で「クリスマス・バッハシリーズ」の30回記念としてバッハの無伴奏作品全曲を演奏。
モービル音楽賞、サントリー音楽賞、紫綬褒章、旭日小綬章など、数々の賞を受賞。2005年より点字楽譜利用連絡会代表。
ホームページ http://www.music-wanami.com

笠井 大暉 (かさい ひろき) ヴィオラ
1999年ロンドン生まれ。2024年第30回ヨハネス・ブラームス国際コンクール優勝。英国ロイヤル・フィルハーモニック協会はじめ受賞多数。英国王立音楽院でロドニー・フレンド氏にヴァイオリンを師事。22年セイジ・オザワ国際アカデミーで今井信子氏の勧めによりヴィオラに転向。現在スペインのソフィア王妃高等音楽院で今井信子氏に師事している。
ソリストとしての活動のほか、室内楽奏者としてマールボロ、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、グシュタード等の国際音楽祭に出演し、五嶋みどり氏、庄司紗矢香氏、内田光子氏、ローレンス・パワー氏、グァルネリ・カルテットのメンバーらと共演している。2025年にはMusicians from Marlboroの一環で、ニューヨークのカーネギーホールを含む北米ツアーに参加予定。
これまでにその演奏が米国公共ラジオ、スペイン国営ラジオ、北ドイツ放送等で放送されている。2024年度ロームミュージックファンデーション奨学生。