第22回和波たかよしクリスマス・バッハシリーズ 2014年12月23日

2014年10月22日

2014年12月23日(火・祝) 14:00 東京文化会館小ホール
第22回和波たかよしクリスマス・バッハシリーズ
<無伴奏ヴァイオリンによるBach + two>

クリスマス・バッハシリーズ チラシ画像おもて

●J.S.バッハ(1685-1750)  無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
●P.ヒンデミット(1895-1963)  無伴奏ヴァイオリンソナタ op.31 no.2 「外はとても良いお天気です」
●E.イザイ(1858-1931)  無伴奏ヴァイオリンソナタ 第4番 ホ短調 op.27 no.4
●J.S.バッハ  無伴奏ヴァイオリンソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005

全席指定 A=\4500 B=\4000
主催・お問い合わせ 株式会社AMATI Tel 03-3560-3010
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クリスマス・バッハシリーズ チラシ画像うら

今年は無伴奏でヴァイオリンの魅力を
和波 たかよし
 クリスマスの時期に清澄なバッハの音楽で心静かな一時を、と願って1991年から始めたこのシリーズは、多くの皆様のご指示をいただいて今年22回目を迎える運びとなりました。去年は、チェンバロの武久源造さんとの共演でバッハのヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ、第1番から第3番を中心にお聴きいただき、今年もその続きを演奏すると一部で発表していました。しかし、種々の事情から企画を変更し、今年から3年連続の無伴奏シリーズ、「バッハプラス2」を開くことにいたしました。これは、毎回バッハの無伴奏作品を2曲と、バッハと並んで多くの機会に演奏してきたイザイの無伴奏ソナタ、それにもう一人の作曲家を加えて、偉大なバッハを手本としながらこのジャンルに挑んだ作曲家たちの所産を、実際の音で味わっていただこうという趣向です。
 今回は、バッハのパルティータとソナタの間に、偶然同じ年、1924年に作られたヒンデミットとイザイの作品を挟んで聴いていただくことにしました。二人とも、当時台頭してきた「無調音楽」には与せず、調性を基本とした作品を書きましたが、その趣はかなり異なっており、肌触りの違いを表現できればと思っています。
 ところで、私にとってのこの1年の大きな出来事は、やはり母を亡くしたことです。昨年のバッハシリーズには聴きに来てくれた母でしたが、もう会場に姿を見せることはありません。母を見送った日、私は「これからは母が与えてくれた人生の残りを、精一杯の感謝と共に楽しく生きよう」と心に誓いました。そのためか、以前より大きな喜びを持って、一つ一つの演奏と向き合えるようになった気がします。このバッハシリーズを続けることで、毎回自分のバッハを見直し、その結果として私のバッハ解釈がかなり変化してきましたが、ここで留まるのではなく、さらに新しいバッハの可能性を求め、新鮮な何かをお届けしたいと気持ちを高めています。年末の慌ただしい時期ではありますが、多くの皆様が休日の午後をヴァイオリンの調べと共にお過ごし下さることを願っております。