更新滞りのお詫び

2011年6月6日

この日記ページは、5月11日から更新することができなかった。名古屋でベートーヴェンを演奏した時、このページに私が書き込んだ解説(?)を読んで聴きに来られた方があり、「ずいぶんこまめに私のページを覗いてくださっているのだ」と改めて感謝の気持ちでいっぱいになった。

しかし、よく読んで下さっている方も、ページが余りにも長く更新されなければ、興味を失ってしまうだろう。そう思うと、申し訳ない気持ちになる。この4週間に、いったい私は何人の方をがっかりさせたのだろう。心からお詫びしたい。

ただ最近の私は、ここにまとまった文章を書くよりも、ツイッターに短いメッセージを書くことの方に力が入っている。ツイッターはレイアウトを気にせずに、思いつくまま文章を書き込んで差し支えない。弊害としては、十分吟味せずに書き込んでしまう危うさがあるが、ブログを書くよりはずっと気楽だし、フォロアーさんからすぐに反応が返ってくることもあって、ついツイッターの方に時間を費やしてしまうのだ。

そうは言っても、12年近くも続けてきたこの「日記ページ」は、私の考えや近況を皆様にお伝えすることのできる大切な場所だ。これからも、なるべく頻繁に更新して行きたいと思っている。

それにしても、以前はずいぶんいろいろなことをここに書き込んだ。「戦争反対」とか政治への批判など、音楽とは関係のない話題も多かった。しかし最近は、演奏会の前に抱負や意気込みを述べる場にしてしまっている。これはまずい。もっと、日頃思っていることを率直に綴っていた頃を思い出して、変化に富む内容の書き込みをした方が、私自身にとっても面白いだろうと思う。

震災や原発事故など、今の日本には悲しい出来事が続いている。それを思うと、自分の滑稽話などとても書けたものではないが、それでも、このような時だからこそ心を明るく持つことが必要だろう。今は、バッハの2回目のレコーディングが迫っているので、雑談をする余裕があまりないのだが、これから少しずつそうした書き込みも増やしたい。と宣言することで、このページも少しはまめに更新できるのでは、とはかない期待を抱く私である。