土屋美寧子ピアノリサイタル2012年5月25日(金)

2012年5月25日

土屋美寧子ピアノリサイタルパンフレット裏土屋美寧子ピアノリサイタルパンフレット表土屋美寧子ピアノリサイタル
2012年5月25日(金)19:00開演 (18:30開場)
東京文化会館小ホール(JR上野駅公園口前)
Mineko Tsuchiya Piano Recital
Friday 25th May 2012 at 7 p.m.
Tokyo Bunkakaikan Recital Hall

全指定席 ¥4,000

[先達へのオマージュ]
Homage to precursors

◎モーツァルト:グルックの歌劇「メッカの巡礼」から「我ら愚かな民の思うは」による10の変奏曲 ト長調 K.455
◎ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 作品24
◎武満 徹:雨の樹素描II ―オリヴィエ・メシアンの追憶に―
◎ラヴェル:クープランの墓

W.A.Mozart:10 Variationen über ‘ Unser dummer Pobel meint’ aus der Oper ‘Die Pilgrimme von Mecca von Gluck G-dur K.455
J.Brahms:Händel Variationen op.24
T.Takemitsu:Rain Tree Sketch II -In Memoriam Olivier Messiaen-
M.Ravel:Le Tombeau de Couperin

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:159-175)

マネジメント:ミリオンコンサート協会

後援:日本演奏連盟、(社)全日本ピアノ指導者協会、(公財)日本ピアノ教育連盟

尊敬と愛情をこめて

土屋美寧子


今回のプログラム前半は変奏曲です。天才の手で、先輩作曲家のシンプルなアリアが魅力的な姿に変奏され、ひいてはモーツァルトではチャーミングなオペラの世界が、またブラームスでは重厚なシンフォニーの世界が広がってゆく素晴らしさを聴いていただきたいと思います。
後半は、武満徹がチェレスタのような澄んだ響きで、敬愛していたフランスの作曲家メシアンを追憶する小品。そして戦争で失った友人達のポートレイトをフランス古典組曲の形式で描いたラヴェルの組曲です。

2011年は、身近にあった命が、またこれまで培ってきたさまざまなものが一瞬にして消滅するショックを味わった年でした。先達への尊敬と愛情がこもったこれらの作品を味わい、それぞれの作曲家が見せてくれる個性あふれる新たな領域に触れて、今、生きていられることに感謝するとともに、さまざまな困難のある現状を超えてゆく力が、音楽によって授かるような一夜を皆様と共に過ごせたら幸せです。