手術後4日目の朝に

2017年8月21日

 手術から丸4日が過ぎた。手術自体は予想より短時間で終わったし、悪いところはしっかり取ることができたと、医師から言われた。回復も早いように思われたが、週末の2日間では期待したような変化がなく、やや私の心を悩ませている。
 順調に行けば今週の金曜日に退院できるとのことだったので、週末には待っている生徒のレッスンもできると考えていたが、あと5日や6日でそこまで体力が戻るか、ちょっと自信がなくなってきた。
 食事は、昨日から粥が出るようになり、おかずも少しずつ形のあるものが食べられるようになったが、出された食事を懸命に食べていたら、下痢をしてしまった。食事の進み方が速すぎたのだろうか。昨夜遅くまで、何度もトイレへ行きたくなって、大変な思いをさせられた。今日がどんな1日になるか、正直に言って不安だ。
 お医者さんは、何人もの先生が入れ代わり立ち代わり部屋へ様子を見に来てくれるが、何か訴えても「頑張ってください」というだけで、あまり適切な指示が出てこない。間もなく「回診」といって、数人の先生が見回ってくれるので、そこで昨日の様子を話して、どんな反応をしてくれるのか、見てみよう。食事はこのままで良いのか、何か飲み薬はないのか、いろいろ質問しなければならない。
 「入院する」と言ったら、何人もの方から「ちょうど良い機会だからゆっくり身体ををお休め下さい」と言ってくれたが、病院はあまりゆっくり休めるところではないと、実感している。週末はもっとのんびりした気分で過ごせると思っていたのに、土曜日は朝から「頭を洗う」と言われて、洗ったのは良いがパジャマがすっかり濡れて、着替える羽目になったし、午後は「早い回復のために」と看護師に付いてもらって病棟内を10周した。ラジオやテレビに熱中していても、やれ血圧だ、やれ体温だと、時間に関係なく看護師がやってきて中断させられるし、私のイメージする「休み」とは程遠い状態だ。
 でも、もし「サイトウ・キネン」に参加するなら、ピッチを上げて譜読みをしなければならない。楽器なしでの暗譜はきついが、それに取り組まないと間に合わなくなってしまう。勿論、まだ傷の痛みも残っていて無理ができる状態ではないので、少しずつ働く時間を増やしながら、自分がどこまでできるかを考えて行こう。
 焦りは禁物、だが時間は待ってくれない。早い回復を神仏に祈り、お医者様方にいろいろ相談しながら、やってみよう。