過去のコンサート情報
第30回記念 和波たかよし クリスマス・バッハシリーズ
Takayoshi Wanami Christmas Bach Series 30th Commemorative project
<バッハ 無伴奏ヴァイオリン作品全曲>
2023年12月23日(土) 16:00 (15:30開場) (終演予定 19:20)東京文化会館小ホール
Sat. 23th December 2023 at 4.00 p.m. at Tokyo Bunkakaikan Recital Hall
全指定席 ¥5000
ヨハン・セバスティアン・バッハ (1685-1750)
無伴奏ヴァイオリンソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
無伴奏ヴァイオリンソナタ 第2番 イ短調 BWV1003
無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
無伴奏ヴァイオリンソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
Johann Sebastian Bach (1685-1750)
Sonata no.1 for violin solo in G Minor BWV1001
Partita no.1 for violin solo in B Minor BWV1002
Sonata no.2 for violin solo in A Minor BWV1003
Partita no.2 for violin solo in D Minor BWV1004
Sonata no.3 for violin solo in C Major BWV1005
Partita no.3 for violin solo in E Major BWV1006
主催・お問い合わせ 株式会社AMATI
〒107-0052 東京都港区赤坂1-14-5, S103
TEL 03-3560-3010
URL https://www.amati-tokyo.com
チケットのお申込み
バッハへの深い感謝と敬愛の気持ちを込めて
和波たかよし
「クリスマスの時期にバッハを聴いていただこう」と1991年にスタートしたこのシリーズは、3回のお休みを挟んで、今年30回の節目を迎えました。ここまで続けて来られたのは、私のバッハを愛好してくださる多くの皆様の支えがあったお陰にほかなりません。同時に、バッハの偉大さと汲めども尽きぬ魅力が、私をここまで連れてきてくれたのだ、との感慨も覚えます。
今回は、2011年の第20回以来2度目となる「バッハ無伴奏ヴァイオリン作品全6曲」をお聴きいただきます。バッハの無伴奏作品ほど、演奏者の心と体の状態が素直に反映される音楽はない、と私は思っています。しばしばこれらの曲を演奏して「今日はうまく行った」と満足を覚えることもあれば「しっかり準備したはずなのになぜこのような演奏になったのか」と悲嘆に暮れたこともありました。しかし、それらのすべてが私の栄養となり、78歳の今まで演奏活動を続ける力を与えてくれたのです。
今の私にこの6曲を弾き通す気力と技があるか、これは自分に向かってのチャレンジです。そして聴いてくださる皆様には、今の私がたどり着いた場所から見えるバッハの姿、彼がヴァイオリンという楽器に託した音楽の魅力を、存分に味わっていただきたいと思います。
少し長いコンサートになりますが、バッハを通して過ぎゆく年を振り返り、この音楽が持つ希望と祈りの心を、多くの皆様と分かち合えることを願っております。
以上
Pleasure of Music vol.8 和波たかよしと仲間たち <高原に響く秋のトリオ>
2023年9月29日(金) 19:00
山梨県 清里清泉寮本館ホール
和波 たかよし(vn)
土屋 美寧子(pf)
荒 庸子(vc)
●シューベルト ピアノトリオ 第1番 変ロ長調 D898
●メンデルスゾーン 無言歌 op.67-2 “失われた幻影”(ピアノ)●ラフマニノフ ヴォカリーズ(チェロとピアノ)
ドヴォルザーク(クライスラー編曲) 我が母の教え給いし歌(ヴァイオリンとピアノ)
●ドヴォルザーク ピアノトリオ ホ短調 op.90 「ドゥムキ」
お問い合わせ:0551-48-2111
チケット情報などの詳細はをご覧ください。
第31回 和波たかよし アフタヌーンコンサート
The 31st Takayoshi Wanami Afternoon Concert
2023年10月6日(金) 14:00開演 13:30開場 東京オペラシティ・リサイタルホール
Fri.6 October 2023 at 2:00 p.m. / Tokyo Opera city Recital Hall
シューベルト︓ピアノトリオ 第1番 変ロ長調 D898
F. Schubert: Piano trio no.1 in B flat Major D898
ラフマニノフ︓ヴォカリーズ (チェロとピアノ)
S. Rachmaninoff: Vocalise (arr. for cello and piano)
ドヴォルザーク=クライスラー︓わが母の教え給いし歌 (ヴァイオリンとピアノ)
A. Dvorak: Songs my mother taught me (arr. for violin and piano by F.Kreisler)
ドヴォルザーク︓ピアノトリオ 第4番 ホ短調 op.90 「ドゥムキ」
A. Dvorak: Piano trio no.4 in E Minor op.90 “Dumky”
全指定席 ¥5,000
ヴァイオリンとお話し: 和波 孝禧
Takayoshi Wanami: violin and talk
チェロ: 荒 庸子
Yoko Ara: cello
ピアノ: 土屋 美寧子
Mineko Tsuchiya: piano
秋の午後を音楽の喜びとともに
和波 たかよし
演奏にお話を交え、くつろいだ雰囲気でクラシックの名曲をお楽しみいただこうと、1984年に始めた「アフタヌーンコンサート」。今回は2020年から「八ヶ岳サマーコンサート&サマーコース」で演奏と講師をお願いしているチェロの荒庸子さんを初めてお迎えし、土屋美寧子と3人でピアノトリオを中心としたプログラムをお届けいたします。
シューベルトの作品は、宝石のようにきらめくピアノと、ふっくらと柔らかな弦楽器のハーモニー、歌曲のような美しいメロディーが魅力的です。一方、ウクライナに起源を持つ「哀歌」であるドゥムカに着想を得たドヴォルザークの「ドゥムキ」は、スラブ的な土の香りが感じられる情感豊かな作品です。これらの曲を初めて共演する荒さんとともにどんな表現を生み出せるか、新たな可能性に向かって胸を膨らませています。
美しい旋律に彩られた小品と、曲にまつわるお話も交え、極上の音楽がもたらす豊かな時間を多くの皆様とご一緒に過ごしたいと思います。初めての平日開催ですが、休日にはお出かけが難しい方々にも私たちの生の音楽を味わっていただけることを願い、多くの皆様のご来場をお待ちしています。
ヴァイオリンリサイタル <平和への祈りを込めて>
2023年5月7日(日) 14:00開演 13:15開場
静岡音楽館 AOIホール
共演:土屋美寧子(pf)
村松京(vn)
●モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 KV454
●グリーグ:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第2番 ト長調 op.13
●バッハ:シャコンヌ
●クライスラー:美しきロスマリン
●サラサーテ:ナヴァラ ほか
入場料:\4000 (学生割引あり)
お問い合わせ:実行委員会 村松京 080-1604-1131
☆チケットは当ホームページでもお申し込みいただけます。お問い合わせフォームからご連絡ください。
ピティナ・公開録音コンサート シューベルト連続レクチャーコンサートvol.4
第5回 レクチャーコンサート 「デュオの楽しみ」 <北の国から>
2023年2月23日(祝) 14:00 開演 13:30 会場
横浜市神奈川区民文化センター かなっくホール
共演:土屋美寧子(レクチャー&pf)
●シベリウス ロマンス ヘ長調
●グリーグ:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第2番 ト長調 op.13
●プロコフィエフ ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番 ヘ短調 op.80
チケット:一般\3500 ペア券\6000 高校生以下\2500
お問い合わせ:ピティナYokohamaみらいステーション(高嶋)090-1996-8018
和波たかよし 門下生による新春発表演奏会
室内楽セミナー@尾山台 第2回発表演奏会
コロナ禍を乗り越える希望の調べ II 「清里に集う名手たちの饗宴」
2022年9月16日(金) 19:00 (18:30開場) 山梨県、清里清泉寮本館ホール
共演:土屋美寧子(pf)
磯村和英(va)
岩崎洸(vc)
●ベートーヴェン ピアノトリオ 第5番 ニ長調 op.70 no.1 「幽霊」
●モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのためのデュオ 第1番 ト長調 KV423より アダージョとロンド
●バッハ 無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007より プレリュード、サラバンド、メヌエット
●リスト ロッシーニの「音楽の夜会」ピアノソロ編曲より セレナーデ
●ブラームス ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 op.25
チケット:\3500(食事や宿泊付きのプランもあります)
お問い合わせ:清里清泉寮 0551-48-2111
素晴らしい仲間とともに
和波 たかよし
土屋美寧子と私は、2007年から清里清泉寮でチャリティーのデュオ・コンサートを開いていましたが、2012年に岩崎洸さんとのトリオが大好評をいただいたことから、この3人で演奏する機会が増えました。大学時代の同級生で、アメリカを拠点に今も精力的な活動を続ける岩崎さんとの音楽作りは、私たちにとって実に刺激的、かつ幸せな経験になっています。
今回は、40年にもわたって世界の室内楽界に君臨した東京カルテットのヴィオラ奏者として活躍された磯村和英さんをお迎えし、ソロから四重奏まで、さまざまな組み合わせによる名曲の数々をお聴きいただきます。弦楽器の3人は、いずれも桐朋学園で齋藤秀雄先生の薫陶を受け、同じ空気の中で室内楽やオーケストラに参加していました。それを基礎にしながら、コンサート活動や後進の育成にも取り組んできた私たちが、今回清里で初の共演を果たせることは、大変大きな喜びです。
ヨーロッパの土着民族、ロマの音楽にも影響を受けた、情熱的でロマンティックなブラームスの四重奏曲で、磯村さんのヴィオラを加えた4人がどんなアンサンブルを作れるか、わくわくするような興奮を覚えずにいられません。
一方、ベートーヴェンの「幽霊」は、作曲者の生誕250年だった2020年に演奏する予定でしたが、コロナ禍の勃発で岩崎さんが帰国できずに断念した曲です。意志の力と精神の深さを宿したベートーヴェンの作品は、困難と不安の中にある私たちに、希望と勇気を与えてくれる心の栄養となるでしょう。
9月半ばの清里は、おそらく年間を通して最も心地よい季節です。由緒ある清泉寮本館ホールの親密な雰囲気のもとで、私の周りに集まってくれる名手たちとのハーモニーを、心ゆくまでお楽しみいただきたいと願っています。
77から未来へ 和波たかよし 喜寿記念コンサート
77から未来へ 和波たかよし 喜寿記念コンサート
2022年12月4日(日)14:00開演 13:15開場
紀尾井ホール
Takayoshi Wanami 77th Anniversary Concert
Sun.4th Dec. 2022 2.00 p.m.
Kioi Hall
新型コロナウィルス感染防止対策実施のため、時間に余裕をもってご来場ください。
ヴァイオリン: 和波たかよし
指揮: 松本宗利音
77記念特別オーケストラ
Violin : Takayoshi Wanami
Conductor : Shurihito Matsumoto
The77’th Anniversary Orchestra
ヴィヴァルディ 4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 op.3 no.10 RV580
A. Vivaldi: Concerto for 4 violins in B Minor op.3 no.10 RV580
ソリスト: 和波たかよし、玉井菜採、田島高宏、古澤香理
Soloists: Takayoshi Wanami, Natsumi Tamai, Takahiro Tajima, Kaori Furusawa
ベートーヴェン ロマンス ト長調 op.40、 ヘ長調 op.50
L. V. Beethoven: Romance in G Major op.40, in F major op.50
ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
J. Brahms: Violin Concerto in D Major op.77
全席指定 S \8000 A \6000(2022 /7 /7チケット発売)
主催・お問い合わせ 株式会社AMATI 03-3560-3010
http://www.amati-tokyo.com
未来への夢をヴァイオリンに乗せて
和波 たかよし
7年前、門下生が開いてくれた「70歳記念コンサート」でベートーヴェンの協奏曲を弾き、レコーディングも行って大きな達成感を味わった私でしたが、その後も健康で演奏が続けられる喜びの中で、新たなチャレンジの気持ちが湧いてきました。
高校生の時、コンクールの課題曲として取り組んで以後、大切な節目に演奏を重ね、私が最も愛好するブラームスの協奏曲が「77」の作品番号を持つことから、「77歳でブラームスの協奏曲を弾く」という考えが芽生えました。
若いころ、この協奏曲を聴いて「これこそ天上の音楽のようだ」と深く感動した記憶があります。苦悩の後の安らぎ、苦しみを超えた喜び、そして未来への希望と憧れ、この曲はそうした感情を表現できる作品だと感じています。視覚障害者として生を受けた私がヴァイオリニストの道を歩み続けてこられたのは、日本が平和であったからに他ならず、平和への感謝の念は尽きることがありません。様々な形で平和が脅かされそうな不安を覚える今こそ、平和な未来を願う祈りの気持ちをこの曲に託したいと思います。
演奏と並んで私の人生の支えとなったのは、若い人たちへの指導でした。生徒たちとの交流によって、私は様々な刺激を受け、音楽的にもより広い知識を学ぶことができたのです。その意味から、コンサートの前半には、いろいろな時期に指導した素晴らしい3人のヴァイオリニストとの共演、そして耳の病に怯えながらも限りなく美しい名曲を残したベートーヴェンの二つのロマンスをお聴きいただきます。
8年ぶりに共演する指揮者の松本宗利音さんは、今回コンサートマスターを担当する田島高宏さんが所属する札幌交響楽団で、2019年から3年にわたって指揮者を務めた若手のホープです。その松本さんと、私の呼び掛けに応えて出演を快諾してくださった素晴らしいオーケストラのメンバーとの演奏を通して、音楽への敬意と愛情、限りない感謝の気持ちを多くの皆様と共有できることを願い、ご来場をお待ちしています。
77記念特別オーケストラ(パート別 五十音順)
violin
岩根 愛 景山 裕子 小林 倫子 佐原 敦子 佐分利 恭子
下野園 ひな子 菅谷 史 竹原 奈津 田島 高宏 玉井 菜採
藤林 麻子 古澤 香理 松本 志絃音 大和 加奈 山本 大心
viola
青木 紀子 安藤 裕子 金田 滉司 小林 栞 齋藤 彩
柳瀬 省太
cello
荒 庸子 小川 和久 松浦 健太郎 宮地 晴彦
contrabass
市川 哲郎 中窪 和輝 杉本 望海
flute
秦 明穂 宮川 彩音
oboe
上原 朋子 下山 明莉
clarinet
島谷 万寿実 白石 はるか
bassoon
塩塚 俊樹 橋本 悠平
horn
井上 華 葛西 亮 川崎 栞里 庄司 雄大
trumpet
シモンズ 慶敏 玉井 菜子
timpani
中村 大輔
harpsichord
伊藤一人