和波 たかよし(わなみ たかよし)/ヴァイオリン
1945年生まれ。4歳よりヴァイオリンを始め、辻吉之助、鷲見三郎、江藤俊哉の各氏に師事。1962年第31回日本音楽コンクール第1位、特賞。その後、パリのロン=ティボー、およびロンドンのカール・フレッシュ国際コンクールに上位入賞。さらに「点字毎日文化賞」「文化庁芸術祭優秀賞」「モービル音楽賞」「サントリー音楽賞」などを受賞し、2005年には紫綬褒章、2006年には「本間一夫文化賞」、2015年には旭日小綬章を贈られた。
日本を代表するヴァイオリニストの一人として、内外の主要オーケストラとしばしば協演している他、ピアニスト土屋美寧子とのデュオ、東京での「クリスマスバッハシリーズ」や演奏にトークを交えた「アフタヌーンコンサート」の開催、サイトウ・キネン・オーケストラへの参加など多彩な活動を繰り広げている。また桐朋学園大学と毎夏開催する「八ヶ岳サマーコース」で後進の指導にあたっている。著書に「音楽からの贈り物」と「ヴァイオリンは見た」がある。
2015年4月には、東京の紀尾井ホールで「70歳記念演奏会」が開かれ、高関健氏指揮いずみごうフェスティヴァルオーケストラとベートーヴェンの協奏曲などを演奏。夏にはそのライブCDが発売された。2016年8月には、八ヶ岳サマーコース&コンサートの30周年記念としていずみごうフェスティバルオーケストラの弦楽合奏を指揮し、大きな成功を収めた。10月にはチェロの岩崎洸氏、ピアノの土屋美寧子と東京で「ピアノトリオの夕べ」を開催して絶賛を博したほか、山梨県清里、長野県富士見町、小海町などでも演奏。2017年には同トリオのCD録音が予定されている。
記事&エッセイ
- 音と歩いた道8「今日から明日へ 」(2005/3/17)
(山梨日々新聞 2005年3月2日分より転載) - 音と歩いた道7「思い出の演奏 」(2005/3/17)
(山梨日々新聞 2005年2月23日分より転載) - 音と歩いた道6「八ヶ岳のレッスン 」(2005/3/17)
(山梨日々新聞 2005年2月16日分より転載) - 音と歩いた道5「八ケ岳サマーコース誕生」(2005/2/17)
(山梨日々新聞 2005年2月9日分より転載) - 音と歩いた道4「恩師たちの教え」(2005/2/17)
(山梨日々新聞 2005年2月2日分より転載) - 音と歩いた道3「映画が育てた交流」(2005/2/2)
(山梨日々新聞 2005年1月26日分より転載) - 音と歩いた道2「映画出演への思い」(2005/2/2)
(山梨日々新聞 2005年1月19日分より転載) - 音と歩いた道1「勝沼での主演映画撮影」(2005/2/2)
(山梨日々新聞 2005年1月12日分より転載) - 心のバリアをなくすために(1999/12/22)
(これは、長崎・視覚障害を考える会の、創立10周年記念の冊子、「ごいっしょしましょう」から転載したものです)