日記
母の一周忌
母が亡くなって、1年が過ぎた。夜中の3時に病院からの電話に起こされて、急いで支度をして病院へ向かった日から、もう1年とは信じ難い。 葬儀の日、私は「母にもらったこの命を大切にし、精一杯楽しく生きよう」と自分に語りかけ … 続きを読む
1月最後の夜に
発表会が終わって気が緩んだのか、今週は風邪を引いてしまった。激しい喉の痛みで目覚めたのが27日の朝、しかし風邪は喉と鼻が中心で、やや微熱がある程度の状態が続いている。 29日と30日は、桐朋学園の卒業試験だった。29 … 続きを読む
明日は発表会
毎年1月に開いている門下生発表会が、今年もやってきた。1年は本当に早いが、生徒たちは確実に1年分の経験を深め、1年分の成長をものにしている。それが確認できるのは、発表会の大きな楽しみだ。 去年は出演者が少なくて、寂し … 続きを読む
遊びは終わりだ
昨日あたりから、やや私の精神状態が不安定になった。「もう日本へ帰らなくてはいけないのか。まだ仕事には戻りなくない。もっとゆっくり休みたい。このままヨーロッパに留まりたい」などと実現性のないことをあれこれ考えて、もやもや … 続きを読む
スイスにて
いわゆる「三が日」が終わりました。今日が日曜日でしたから、明日が仕事始めという方も多いことでしょう。 私は、22年ぶりに海外でこの期間を過ごしています。海外での正月は、過去に4回経験していますが、1983年はスイスのバ … 続きを読む
2014年の終わりに
外からは時々花火の音が聞こえ、それがだんだん激しさを増している。ここはベルリンのホテル。日本はもう新年を迎えているが、妻と私はまだ2014年の世界にいる。年が明けないうちにブログを更新しようと、キーボードをたたき始めた … 続きを読む
バッハシリーズを前に
今日は、母が亡くなってからちょうど10ヶ月目。いつもとは違う、どこか寂しい年末を過ごしている。私が特にそれを意識するのは、朝食の時だ。「隣は起きているかな。体の具合はどうかな。早く様子を見に行った方がよいかな」などと、 … 続きを読む
亡き土屋の父を偲んで
2月に母が亡くなったのに続いて、11月12日の未明に美寧子の父、土屋徳芳が永眠した。美寧子の寂しさは当然だが、私にとっても掛け替えのない理解者が、また一人いなくなってしまった。 7月半ばに脳梗塞で倒れ、回復の見込みが … 続きを読む
富山のホテルで
10月に入り、2014年も残り4分の1になってしまった。前半の6ヶ月は仕事が少なかったので、忙しくなる夏から秋に備えて、譜読みなどは怠らずにやっていたつもりだった。しかしながら、サマーコース、サイトウ・キネン、そして今 … 続きを読む
サイトウ・キネンはあと2日
夏は、いつもとても忙しい。1985年にサマーコースを始め、92年からサイトウ・キネン・フェスティバルに参加するようになって、この忙しさはずっと続いている。サマーコースは、10年続けると1年休むという周期を繰り返してきた … 続きを読む